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社員紹介(タクシードライバー/ハイヤードライバー/バスドライバー/ほか)
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2025.03.31

「道」への情熱とこだわり!ドライバー育成に燃える稲垣さんが思い描くハイヤー業界の未来。

PROFILE

2022年 中途入社 稲垣さん 
国際自動車大阪 ハイヤードライバー

「道へのこだわり」は誰にも負けない。
知識をアップデートする方法とは?

稲垣さんならではの「仕事の流儀」についてお聞かせいただけますでしょうか!

「道へのこだわり」という部分では誰にも負けたくないですね。国際自動車大阪のハイヤードライバーの中で一番道を勉強してきた自負があります。タクシードライバー時代から現在まで、休日はバイクで走りながら、どんな近所に行く時でもアプリを駆使して知識を蓄えています。そういった積み重ねがあってはじめて「誰よりも道に詳しい」と言えるはず。今後もこの姿勢を崩さず、常に最新の情報を学び続けたいですね。

道へのこだわり!そこまで徹底して学び続ける信念の根底にあるものとは…?

これは、教員時代の価値観と繋がっているんです。私が働いていた学校は、比較的「学力優先」といった風土ではなく…。すると、教員側も学生の学力に合わせて授業をするようになってしまうことがありました。しかし、それでは「東大を目指したい」という学生が現れた時にどうするんでしょう?ある日、どんな学生が来ても、「先生」として教えることができるべきでは?私はいつでも誰でも教えるんだ、という覚悟を持ち、自分なりに日々研鑽を続けてきたんです。それは、今の指導員という立場も同様で。この先、新人ドライバーの中に「子どもの頃から地図を見て育ってきました!」という道のプロが現れるかもしれません。そのドライバーすら「稲垣さんに道を聞こう」と思ってもらえるような指導員でなければ!それが私のこだわりの理由ですね。

なるほど!これまでのキャリアの中で培った独自の哲学が活きているのですね。道についての知識を蓄えるため、実践していることはありますか?

アプリをどう活用するか、という部分が重要だと思うんです。絶対的信頼を置いているのは、「ナビタイム」。機能と利便性に最も優れていると感じます。特定の場所から出発する際に、「どこから進入するべきか」「どのように回るべきか」といった細かいルートも、事前に設定して走行することができます。最大の魅力は、融通が利く点ですね。例えば、ここから高速道路を使う際に、「このインターから乗りたい」「このインターで降りたい」といった細かい要望に合わせてルートを検索できるのは非常に便利です。ただ、到着時刻の精度・世界中のユーザーの知識の集約という点で言えば、無料のGoogleマップの方が優れています。お客さまとの時間調整など、将来的な時間の予測に関しては、Yahoo!カーナビの時間検索機能も参考にすることも要は、さまざまなツールの利点を理解し、臨機応変に使用することが重要なんです。こうしてツールを活用し質の高い経験を積むことが、道についての膨大な知識に繋がるんです!

勉強法法も、これまた独自の手法で!さて、最後に…今後のキャリアについて思い描いている計画があれば教えてください!

何度か触れていただいた通り、生涯ドライバーとして働くよりも、積極的にキャリアチェンジして経営者目線・俯瞰して携われる仕事を経験したいと考えています。「こんな会社にしていければ」という理想を持ち、そのために必要なスキルや知識も身につけることが今できること、今すべきことと思っています。

その未来に向けて、今実践していることや構想していることがあればぜひ教えてください!

直近で実現したいことの一つに、チャットツールの導入があります。将来的にはどの企業もチャットツールが必須になっていくと思いますが、はまだ具体的な目標時期は決まっていません。今、メンバー全員で会社を作り上げているような状況なので、社内のコミュニケーションを円滑にするチャットツールが導入できれば、様々な業務の効率化を図り、よりスムーズな連携を実現できると考えています。思い描いている未来に辿り着けるように、日々様々な側面から研鑽を重ねていきたいと思います!

「立ち上げメンバー」としての誇り
指導乗務員として現場と会社を繋ぐ。

稲垣さんは現在、どんなお仕事を担当しているんでしょう?

この年明けからは指導乗務員として働いています。ハイヤー大阪支店の立ち上げから、まだ日が浅いこともあって、指導乗務員の業務内容も固まっていないことが多く、今は手探りの状態ですね(笑)。指導員の業務の延長・・・のような形で、境界線の曖昧な「何でも屋」のような役割も担っており、まるで「立ち上げメンバー」といったような感覚も強くあります。ただ、その環境は非常にクリエイティブで、自分たちで話し合いながら仕事を作り上げているという実感があるんです。経営者目線というか、リーダー的な視点で俯瞰的に物事を見ている立ち位置かもしれません。これが非常に面白く、日々のやりがいに繋がっています。

まさに今作り上げているという感覚!「指導乗務員」という立場に縛られず、さまざまな仕事を。

それでも、中心は新人のドライバーの指導。「新人」というと、若手ドライバーを教育するように感じますが、実際は新卒・中途入社に関わらず、メンバー全員が指導の対象とです。年上の方への指導を行うという場面も多いんですよ。年上のドライバーの方々と接するに当たって、彼らが何を感じ取るのか、この会社にどんな魅力を感じるのか…。この「DRIVERS」の記事を読んで研究しました(笑)。ドライバーが求めていること、ドライバーが価値を感じること。業界の魅力が詰まったコンテンツですよね!勉強になります!

なんと!この「DRIVERS」を読んでくださったんですね!嬉しい限りです!

さて、ここまでが「指導乗務員」としての仕事についてのお話でしたが、実は現在「ドライバー」「内部のまとめ役」という三足のわらじを履いている状態でして。立ち上げから日が浅い中特有の不安もありますが、微力ながら様々な仕事に携わっています。ドライバー目線で、会社と現場の間に入る潤滑油のような存在でありたいと思っています。この、「忙しさ」から生まれる楽しさを日々感じています!

教員からドライバーへ。
異色のキャリアと業界への再挑戦。

先程のお話の中でも少し触れましたが…どこか経営者目線、全体を俯瞰して見ていらっしゃるような印象を受けます。

数多くの企業での業務を経験しており、その中で培われたスキルだと思います。最も長く勤めたのは教育現場。学校の教員として約10年間、全寮制の学校に勤務していたんです。学校の近くに職員用の宿舎があり、一緒に住んでいたんですよ。常に学生と向き合う環境でした。そのような環境下ですから、業務内容が「授業」に留まることはありません。そこでも「何でも屋」のように指揮を執ることが多々ありました。今の仕事の原点かもしれませんね(笑)。

なんと、前職では学校の先生として働いていたんですね!

その学校はいわゆる「スパルタ」と言われるタイプの学校で。その根底には愛情がありました。全国各地から「ここしかない」という思いを持った学生が集まってくる場所で。そのため、必要以上に世話焼きな教員になったのかも。その後、教師を辞めた後、転職を何度か経験しました。長距離トラックドライバーや物流関係の仕事、そして他社でタクシードライバーとしても働きました。その後さまざまな業界・職種を経て、国際自動車(大阪)へ。

教員から一転、ドライバー職へ転職したんですね。

そうですね。ただ、ドライバー職から他業界へ移った段階で「もうドライバー職へは戻らない」という覚悟だったんです。実はタクシー業界・ハイヤー業界の仕事は私の性格上合わない所がありまして…。後ろ向きだった理由の一つは、お客さまとのコミュニケーションにおける課題です。当時、数名ですが対応に苦慮するお客さまがいらっしゃいまして…。コロナ禍での減収という状況での心労も重なり、気持ちが大きく左右されてしまい…。どうも自分に合わないと思い、退職に至りました。そのため、この業界へに戻るという選択肢は全くありませんでした。

もう戻らないと覚悟していたハイヤー業界(タクシー業界)。一体、どのような心境の変化があったんでしょうか。

コロナ禍が明け、気持ち的に前向きになれた部分が大きいと思います。また、最初にドライバー職に興味を持った時のことを思い出しまして…。時は2019年。東京オリンピック直前で当時はコロナの影もなく…。せっかく転職するなら何か大きな挑戦に踏み切りたいという気持ちがありました。『東京でドライバー職に就けばオリンピックに関わった』という箔が付くと思ったんです。しかし、見知らぬ土地である東京に行く覚悟は決めきれず、その夢は忘れることに。改めてハイヤー業界で働けるなら、もう一度そんな「夢」を思い描いてもいいかな、と。

思い描いた理想をもう一度手に入れる!そんな思いを胸に、新たなスタートを切ったんですね。

東京オリンピックの時のように、普段とは違う特別なイベントに関わることで得られる経験は非常に価値があると思っています。今ドライバー職への就職・転職を検討している方には、そのような目的意識や夢を持てるという部分にも、ぜひ着目してほしいですね!

ハイヤー業界へ戻り新たなドライバー人生をスタートした稲垣さん。

国際自動車を選んだのは、「100年以上の歴史を持つ」という部分が大きいですね。例えば、ハイヤードライバーの場合、お客さまとの面接・打ち合わせを経て採用が決まるのですが、先日「面接前からもう国際自動車のハイヤーにお願いするって決めてましたよ!」言ってくださる方もいらっしゃいまして。それだけ「国際自動車のハイヤードライバーであれば大丈夫」という判断と評価をいただいているのだと思います。その言葉に恥じないよう適度なプレッシャーを感じながらも、誇りを持って働きたいと思います。私も指導乗務員として、その信頼を裏切らないようドライバーを育成したいと思っています!

本日は貴重なお話をありがとうございました!

国際自動車大阪公式サイト

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