今回お話を伺ったのは、2012年にキャリア(中途)入社されたハイヤードライバーの照沼 さんです。
前職は航空自衛隊で働いていたという照沼さん。「一般企業に転職して、自分がどれだけ社会に貢献できる人間なのか試したい」という思いから転職されたそうです。
「自衛隊からハイヤードライバー」と聞くと、全くの異業種への転職に聞こえますが、照沼さんは意外にも前職での経験が大いに活きているといいます。
そんな照沼さんに、「ホスピタリティとは何か?」という質問に答えていただきました。
私にとってホスピタリティとは、「お客さまが何を求めているのか感じ取り、それにお応えすること」です。
これは、自衛隊時代に「上司は何を求めているか」ということを常に考えて行動する癖がついたことが大いに役に立っています。
プロのドライバーとして、お客さまに安心してお過ごしいただけるような運転をすることは当然のことですが、その上で「お客さまが何を求めているのか感じ取り、それにお応えすること」は、ハイヤードライバーにおいて大切なスキルです。
具体的には、直接空調の風が当たるのを嫌がるお客さまをお送りする際は、お客さまが座る場所の空調の口は塞いでしまったり、夕方の高速は日差しが強いのでお客さまに日が当たらないよう助手席の日よけを下げておいたりしています。
本当に些細なことなのですが、これらに気付けるかどうかがお客さまが車内で快適に過ごせるかどうかを大きく左右するのです。
今までで一番嬉しかったのは、専属としてご担当させていただいていたお客さまが役員から顧問になられたときに「いつも君の気遣いは素晴らしいよ。会社の人間としてはこれからドライバーがつかなくなるけど、これから個人的にドライバーになってもらえないかな?」と言っていただけたときです。お客さまが求めていることに対して、お応えできてきたのかなと嬉しくなりました。
これからも、お客さまが求めていることにお応えできるドライバーでいるために、先輩方からたくさんのことを吸収しながら日々精進していきたいと思います。
照沼さんの詳しい仕事内容については以下よりご覧いただけます。
元自衛官にインタビュー!ハイヤードライバーと自衛隊の意外な共通点とは?