2022年 中途入社 中村さん
国際自動車大阪 ハイヤードライバー
現在は指導員の仕事がメインなんですよね!
そうですね。ただ、「指導」というと若手ドライバーへの教育のように感じられますが、実際は、ほとんどが年上の方々です。そのため「どちらが上」という上下関係を意識した指導ではお互いのコミュニケーションが円滑に進みません。指導乗務員と新人ドライバーという関係の前に、人と人との関わりであることが大切ですね。今後仕事を任せ、協力し合える関係を築くことが最重要。年上のドライバーの皆さまの人生経験を尊重しながら接することを心掛けています。もちろん、全ての方がドライバー職経験者というわけではではありません。だからこそ、様々な職業を経験されてきた方から学ぶことが多くあるんです。
さて、ドライバーの皆さまにいつも聞いている質問があるんですが…!いつも仕事の中で持ち歩いている、「こだわりの一品」があればぜひ教えてください!
そうですね。まずハイヤードライバーとして「バインダー」は必須アイテム。すべてのドライバーが持ち歩いているのではないでしょうか?スケジュール管理や、お客さまそれぞれのご要望・特記事項の整理。とにかく下準備が重要な仕事ですから、まとめてある資料を手元で管理できる環境が必要です。その他で言うと、持ち歩いている物は…充電器ですね!
充電器!これはどのような場面で使うことが多いのでしょう?
ハイヤードライバーの仕事はとにかく待ち時間が長いんです。その待機時間が長い分、電池を消耗することが多く…。ドライバー職ゆえ、道を調べたり、交通情報を調べたりなどスマートフォンを活用する機会が多く、電池の消耗は死活問題なんですよ。また、お客さまが充電器の使用をご希望される場合もあるので、常に携帯しておくと一段階上の接客ができることも。
ハイヤードライバーならではの気遣いと準備。どんな状況でもホスピタリティを持って!
2022年入社で現在ハイヤードライバー・指導乗務員として活躍中の中村さん。まずは、これまでのご経歴についてお聞かせください!
学生時代に語学を専攻していたこともあり、就職活動を始めた頃はホテル関係の仕事から、海外で働く仕事まで、さまざまな選択肢がありました。観光業界にも関心を持っていましたね。ただ、最終的に選んだのは営業職。就職活動の中で、自分に合っている業界・職種かな…と思ったんです。ただ、実際に業務が始まると真逆の展開に。毎月数字を追いかけるプレッシャーで押しつぶされ、どうもこの仕事は続けられない、と…。転職を決意しました。
最初のキャリアでは、なかなか自分に合った仕事を見付けることができず。就職活動の中での課題というか、難しい部分ですよね。
そこから一度転職を選び、様々な業界を経てドライバーの道へ。他社でタクシードライバーとしての経験も積みました。正直なところ、求人情報を探す中で、練習期間や休日、勤務時間がしっかりと確保できる点を重視していたので「こんな仕事がしたい!」という明確なビジョンはありませんでした。そんな中で偶然出会ったのが、タクシー業界(ハイヤー業界)の仕事だったんです。ただ、元々観光に関する仕事への興味があったこともあり、観光タクシー(観光ハイヤー)の仕事や、中でも修学旅行などで来ている学生の方々を案内する仕事はやりがいを持って働くことができました。京都で金閣寺や清水寺などを巡り、お客様と一緒に降りてガイドをすることもありましたよ!
他社での乗務では、観光に関する仕事も経験されたんですね!ご自身に合っている仕事のように感じますが、なぜ転職を選んだのでしょうか?
結婚し、子供ができたことを機に、働き方を変えたいと考えはじめまして。観光の仕事は土日が中心。そのため、土日祝の休みが取れず…。長期休暇を取ることも難しいんです。家族との時間を大切にしたいと思い、ワークライフバランスを重視して転職活動に踏み切ったんです。もっと自分に合う環境があるのではないか…そんな思いで移ったのはトラックドライバー。平日の勤務など、ある程度自分の希望に合った条件で働くことができたんですが、ここでコロナ禍の影響を受けてしまいまして。また、「対:貨物」の仕事ではなく、「対:お客さま」と関わる仕事の方が自分に合っていると、実感したんです。数字に追われるわけではありませんが、どこか単純作業が続くことに物足りなさを感じるようになりまして。淡々と日々をこなしているような感覚がつまらなくなり、やはりお客様と関わる仕事が好きなんだと改めて感じました。
なるほど。そこで改めて転職を決意。国際自動車(kmハイヤー)へ。
キッカケは求人サイト。「土日休み」を必須条件に、ワークライフバランスを重視しながら業界・職種を絞って探しました。ここならハイヤードライバーとして働きながら、将来的にはバスドライバーにも挑戦できる可能性があるという話も聞きまして。これまでドライバー職を経験する中で、「大型を運転してみたい」という思いは常に心の中にあり…。多くのドライバーが胸に秘めていると思います(笑)。転職後、実際にバスの運転の機会もありました。また、常務指導員という立場もいただき、これまでのドライバー職とはまた一味違った環境で働くことができています。
先程、以前「仕事が合わない」と感じた時期があったというお話がありました。現在のハイヤードライバーの仕事については、その点については解消された部分が大きいとお見受けします。
そうですね。やりがいを持って働けているという部分はもちろんのこと、当初学んでいた英語のスキルを活かせたり、観光についての興味関心を持ちながらモチベーションを持って働くことができている点が大きいと思います。今は、お客さまの大半が大企業の幹部の方々など、普段の生活ではなかなかお会いできないような方々であるため、直接お話をする機会を通して多くのことを吸収できることにやりがいを感じています。そういった経験は自身の成長に繋がるのだと思います!
単調な作業が続く環境からの脱却と、新たなやりがいを見付けられるということがこの業界へ転職して手に入れたもの。それだけでなく成長の場もある、と!
それこそが、国際自動車大阪でハイヤードライバーとして働き続けられている大きな理由だと思います!
さて、最後の質問となりますが…今後の展望、思い描く未来についてお聞かせいただけますでしょうか!
前職で内勤の運行管理や経営にも興味を持ちましたが、今はまだ指導員としての経験を積むことが優先だと考えています。どちらの分野にも興味があるので、それぞれのバランスを取りながらステップアップしていくことが、今の直近の目標ですね。また、先程少し触れた通り、バスドライバーの仕事にも挑戦したいという思いがありまして。その機会を与えていただける、というお話も出ていますので!たのしみです。仕事量と相談しながら、ぜひ挑戦したいですね。ドライバー職として様々な経験を積みながら、そこで得た経験を指導乗務員の仕事の中で新人ドライバーたちへと伝えていく。そんな好循環を生み出し、kmハイヤー全体の仕事の価値を底上げできるような存在になれれば嬉しいです!
本日は貴重なお話をありがとうございました!